2026年に入り、TikTokやInstagram Reelsで爆発的に広がったフレーズ「うちらが噂のウマ娘!」。
このキャッチーなラップがきっかけのダンス動画が、JC・JKを中心に大流行している。
検索ワードとしても急上昇し、多くの人が「元ネタは何?」「あの4人のウマ娘は誰?」と調べている状況だ。
本記事では、このミームの起源から、登場する4人のウマ娘の詳細、そして彼女たちのモデルとなった実在の競走馬(元ネタ)の史実を深掘りする。
ウマ娘ファンも競馬ファンも楽しめる、徹底した解説をお届けする。

ミームの起源:2023年の舞台化記念CM「New Stage」篇
「うちらが噂のウマ娘」の元ネタは、2023年1月13日に公開された『ウマ娘 プリティーダービー』の公式CM「New Stage」篇だ。
このCMは、ウマ娘初の舞台化『ウマ娘 プリティーダービー ~Sprinters’ Story~』の宣伝用に制作された。
短距離を得意とするウマ娘たちにスポットを当てた内容で、登場するのはダイタクヘリオス、ヤマニンゼファー、ダイイチルビー、ケイエスミラクルの4人。
彼女たちは「超プリティ~☆」と自称する陽気なグループとして描かれている。
CMのハイライトは、ダイタクヘリオスがリードするグルーヴィーなラップパートだ。
「うちらが噂のウマ娘!」というフレーズが強烈なインパクトを与え、当時は舞台宣伝として話題になった。
しかし、2026年になってTikTokで再燃。
海外勢のダンス動画が火付け役となり、日本でもJKブランドのダンスチャレンジが連鎖的に広がった。
背景には、キャッチーなリズムと陽キャらしい明るさが、Z世代に刺さった点が挙げられる。
ラップの歌詞全文と意味解説
このラップはCM用の短いパートで、フル楽曲ではない。
ファン間で共有されている聞き取り版の歌詞は以下の通り。
うちらが噂のウマ娘! 最速最強最高のメーン! レースは必死!ライブは熱気! 弾ける笑顔は超プリティ〜☆ Come on!アゲてけNew Stage! We are WINNERだウマ娘! ずきゅん!
意味はシンプルだ。
「私たちこそ噂のウマ娘!最速で最強で最高のメインキャスト!」と自信満々に宣言し、レースの真剣さとライブの熱気をアピール。
「超プリティ〜☆」は彼女たちのグループコンセプトで、新たな舞台(New Stage)を盛り上げようという呼びかけだ。
最後の「ずきゅん!」はハートを射抜く可愛らしさを表現している。
このポジティブで勢いのある歌詞が、ダンス動画にぴったりマッチした。
登場する4人のウマ娘キャラクター紹介
このCMで主役級に登場する4人は、ゲーム内でも「陽キャ集団」として人気だ。
それぞれの性格や特徴を簡単にまとめる。
ダイタクヘリオス
ウマ娘界の太陽系ギャル。
おしゃべり大好きでハイテンション、パリピ代表。
声優は山根綺さん。
固有スキルは「アゲてアゲてぷちょへんざ!」で、大逃げを得意とする。
ホーム画面で「うちらが噂のウマ娘!」と叫ぶセリフがまさにミームの元。
メジロパーマーと「バカコンビ」を組み、ダイイチルビーに片思いの塩対応を受ける関係性がコミカルだ。
ヤマニンゼファー
クールで大人びた雰囲気だが、実は熱い短距離ランナー。
声優は今泉りおなさん。
ギャンブラー気質で、レースでは勝負強い。
グループ内ではツッコミ役に回ることが多い。
ダイイチルビー
お嬢様口調のツンデレキャラ。
声優は礒部花凜さん。
プライドが高く、ヘリオスからのアプローチを冷たくあしらうが、内心は照れている。
短距離・マイルで高い適性を持つ。
ケイエスミラクル
元気いっぱいの末っ子タイプ。
声優は佐伯伊織さん。
「ミラクル」を連呼する明るい性格で、グループのムードメーカー。
大逃げ戦法が得意で、ヘリオスと似た脚質だ。
この4人は短距離・マイル適性が高く、1990年代前後のスプリンター世代を代表するメンバー。
ゲーム内でもイベントで共演が多く、ファンから「超プリティ〜☆組」と愛されている。
元ネタの実在競走馬:ダイタクヘリオス(1987年生まれ・牡馬)
ダイタクヘリオスのモデルは、1987年生まれの牡馬ダイタクヘリオス。
父ビゼンニシキ、母ネヴァーボギー。
通算成績は35戦8勝(GII 3勝、GIII 4勝)。
最大の特徴は「大逃げ」戦法だ。
先行して圧倒的なリードを取るスタイルで、ファンの記憶に残るレースを数多く繰り広げた。
代表的な勝利は1991年のスプリンターズS(GI昇格前)。
2着に10馬身差の圧勝で、逃げ馬の極致を見せつけた。
もう一つの魅力は「笑顔の馬」と呼ばれる表情だ。
ゴール後やパドックで、口角が上がったような顔を見せる写真が多く、陽気な性格が伝わる。
これがウマ娘のハイテンションなギャルキャラに反映されている。
波乱万丈な生涯もポイントだ。
1992年の安田記念では、ヤマニンゼファーに敗れるが大接戦。
引退後は種牡馬として成功せず、功労馬繋養展示事業の対象となり、2018年に31歳で亡くなった。
ファンからは「ヘリオスさん」と親しまれ、今も語り継がれている。
元ネタの実在競走馬:ヤマニンゼファー(1988年生まれ・牡馬)
ヤマニンゼファーは1990年代を代表するスプリンター・マイル王。
1988年生まれ、父ニホンピロウイナー、母ヤマニンルビー。
通算成績29戦12勝(GI 3勝)。
主な勝鞍は1992・1993年の安田記念連覇、1993年のマイルCS。
特に1992年の安田記念は、ダイタクヘリオスとの叩き合いを制した名レースだ。
末脚の切れ味が武器で、「風の馬」と称された。
ウマ娘のクールで勝負強い性格は、この冷静なレースぶりから来ている。
1993年の有馬記念では、トウカイテイオーに敗れるが2着。
ファン投票1位で出走した人気の高さがうかがえる。
引退後は種牡馬として活躍し、2007年に亡くなった。
ウマ娘ではギャンブラー要素が加えられているが、これは馬主の土井宏二氏のイメージが反映されたものだ。
元ネタの実在競走馬:ダイイチルビー(1988年生まれ・牡馬)
ダイイチルビーは短距離戦線で活躍した逃げ馬。
1988年生まれ、父ノーザンテースト、母ダイイチルビー(母名と同じ)。
通算成績は23戦7勝(GIII 2勝)。
主な勝鞍は1991年のスワンS。
逃げて粘り込むスタイルで、ヘリオス同様に先行力が魅力だった。
ウマ娘のお嬢様キャラは、馬名の「ルビー(宝石)」から来る高貴なイメージだ。
実馬は気性が難しく、調教で暴れるエピソードがあった。
これがツンデレ要素に繋がっているのかもしれない。
同期に強豪が多く、GI勝利はなかったが、重賞で存在感を示した。
引退後は種牡馬入りしたが、目立った産駒は出ず。
ウマ娘ではヘリオスからの「塩対応」が人気で、史実の気難しさがキャラに活かされている。
元ネタの実在競走馬:ケイエスミラクル(1989年生まれ・牡馬)
ケイエスミラクルは短距離の穴馬として知られた存在。
1989年生まれ、父ミルジョージ、母ケイシュウフォワード。
通算成績31戦7勝(GIII 1勝)。
最大の勝鞍は1993年のガーネットS。
大逃げで粘り込むレースが多く、ヘリオスに似たスタイルだ。
「ミラクル」という馬名通り、時に予想外の好走を見せた。
ウマ娘の元気で「ミラクル!」を連呼するキャラは、この馬名のインパクトから来ている。
実馬は人気薄で勝つことが多く、競馬ファンのロマンだった。
引退後は種牡馬として一部産駒を残したが、大きな成功はなかった。
この4頭は1990年代前後の短距離戦線でしのぎを削った同期・近年の馬たちだ。
史実では直接対決も多く、ウマ娘のグループ設定に説得力を持たせている。
なぜこの4人が「噂のウマ娘」なのか
ゲーム内では短距離適性が高い共通点がある。
また、性格が全員陽気・派手で「パリピ」寄り。
史実の馬たちが個性的だったことも大きい。
ダイタクヘリオスの大逃げ、ヤマニンゼファーの末脚、ダイイチルビーの先行力、ケイエスミラクルの穴人気。
これらがウマ娘のスキルや性格に落とし込まれている。
2023年の舞台ではこの4人がメインで、CMでグループとして確立された。
それが2026年のミーム再燃に繋がった形だ。
2026年現在のウマ娘プロジェクトとこのグループ
2026年2月現在、ウマ娘は新シナリオ「Beyond Dreams」が実装予定。
周年イベントでは新キャラ(アーモンドアイなど)が予想されているが、この4人は既存キャラとして根強い人気。
ぱかライブTVではヘリオスのDJコーナーが復活する可能性もある。
TikTokバズにより、新規ファンが増えている状況だ。
競馬ファンにとっては、史実を知るきっかけにもなっている。
まとめ:ミームから競馬史実へ
「うちらが噂のウマ娘!」は、ただの流行フレーズではない。
1990年代の競馬を彩った個性派スプリンターたちの物語だ。
ダイタクヘリオスの笑顔の大逃げ、ヤマニンゼファーの風のような末脚。
彼らの活躍を知れば、ウマ娘がより深く楽しめる。
このミームをきっかけに、ぜひ史実のレース映像も見てほしい。
ウマ娘と競馬の魅力が交差する、最高のエンターテイメントだ。

