~シーズン1「Conquest」開幕とヒーローバランス調整を徹底解説~
オーバーウォッチ2(以下、OW2)は、2026年2月13日に大型リテールパッチを配信し、ゲームの根幹を揺るがす変更を多数実装しました。このアップデートは、新シーズン「Conquest」の開始と重なり、新ヒーロー6体の微調整、コミュニケーションシステムの大幅強化、競技プレイのリセット、UI刷新など、多岐にわたる内容を含んでいます。本記事では、公式パッチノートを基に、これらの変更を詳細に解説し、プレイヤーへの影響やメタの変動を専門的に分析します。2026年2月15日時点の最新情報に基づいた、正確で実践的なガイドをお届けします。

最新パッチの概要:2026年2月13日配信
このパッチは、シーズン1「Conquest」の本格始動を告げる内容です。主なポイントは以下の通りです。
- 新ヒーロー6体(Domina、Anran、Emre、Jetpack Cat、Mizuki、Vendetta)のホットフィックス調整
- 5週間にわたる大規模イベント「Conquest」の実装
- 旧正月イベント「Year of the Horse」の復活
- コミュニケーション/ピンシステムの大幅拡張
- 競技プレイのランクリセットと報酬刷新
- ロールパッシブの廃止とサブロール導入
- マップのナラティブ更新とClashモードのQuick Playからの削除
これらの変更は、OW2が「6v6」を一部モードでテストしつつ、基本は5v5を維持する中で、プレイヤー体験の刷新を目指したものです。特に新ヒーローの安定化とコミュニケーションツールの強化は、長年のコミュニティフィードバックを反映したものと言えます。
新ヒーロー6体のバランス調整:微調整でメタを安定化
OW2は近年、新ヒーローを積極的に追加しており、2026年に入ってDomina(タンク)、Anran(ダメージ)、Emre(ダメージ)、Jetpack Cat(サポート)、Mizuki(サポート)、Vendetta(ダメージ/リワーク)が登場しました。今回のパッチでは、これら6体に焦点を当てた調整が行われ、過剰な強さを抑えつつ、使いやすさを向上させる方向性が明確です。
Domina(タンク)
バリアパネルの耐久値が250から225に減少。 新タンクとして高耐久バリアが強みでしたが、このナーフにより敵の集中火力に対する耐性がやや低下します。Stalwartサブロールの特性(ノックバック耐性)を活かしたポジショニングがより重要に。
Anran(ダメージ)
Zhuque Fansの衝撃ダメージが20→22に増加。Fan the Flamesの衝撃ダメージがアーマーに対してビームダメージ計算(30%軽減)に変更。Inferno Rushがクイックメレーでキャンセル可能に。Ignitionパッシブの燃焼蓄積持続時間が3→4秒に延長。 Flankerサブロールらしい機動性を強化しつつ、燃焼ダメージの安定性を向上。Inferno Rushのキャンセル追加は操作性を大幅に改善し、逃げ性能が向上します。アーマー対策が弱体化した点はMaugaやOrisa対策で注意が必要です。
Emre(ダメージ)
Synthetic Burst RifleのTake Aimフォールオフレンジが30-45m→35-50mに拡大。Cyber Fragの爆発最小半径が1.25→2mに増加。 中遠距離でのダメージ効率が向上し、Sharpshooter寄りの運用が可能に。爆発範囲拡大はエリアコントロールを強化しますが、自己ダメージリスクも増すため、ポジショニングが鍵です。
Jetpack Cat(サポート)
Frenetic Flightの再生レートが30→25に減少。 高い機動性と自己回復が強みだったため、このナーフで生存力がやや低下。Tacticianサブロールの特性を活かし、味方との連携をより意識する必要があります。
Mizuki(サポート)
Spirit Glaiveのキャスト時間が0.1→0.025秒に短縮(リカバリー0.7→0.75秒)。Healing Kasaの範囲が25→30mに拡大、ソフトターゲティング範囲が8→10度に。アルティメットのコスト7%増加、発動時に即時100回復を追加。 キャスト時間の短縮で攻撃と回復の両立がしやすくなり、範囲拡大で集団戦での貢献度が大幅アップ。アルティメット調整は即時回復追加で緊急時の価値を高めつつ、コスト増でバランスを取っています。Survivorサブロールとして優秀な強化です。
Vendetta(ダメージ)
Siphoning Strikeのマイナーパーク吸血率が40%→30%に減少。 ライフスティール依存の近接戦闘が弱体化。Flankerサブロールの特性(追加ヘルスパック回復)を活かした立ち回りが求められます。
全体として、新ヒーローの初期強さを抑えつつ、操作性と特定のシナリオでの有効性を高める調整です。メタ的にはAnranとMizukiが上昇傾向、DominaとJetpack Catは慎重なピックが必要になるでしょう。
新イベント「Conquest」:プレイヤー選択が物語を変える
5週間の大型イベント「Conquest」が最大の目玉です。プレイヤーは毎週Overwatch派かTalon派を選択し、派閥専用チャレンジをクリアして報酬を獲得します。
- 派閥変更可能(二重スパイとして)
- 週末にグローバル勝者が決定し、勝利派閥に特別報酬
- 5週間終了後に全体勝者決定、Echoのレジェンダリースキンリカラーなどを配布
報酬総数はLootbox75個以上、ボイスライン、アイコン、タイトルなど豊富。忠誠を保つとプレステージパスで追加報酬が得られます。このイベントは、プレイヤーの選択がゲーム内物語に影響を与えるダイナミックな仕組みで、コミュニティ全体の参加を促します。Talon派が優勢になるとVendetta関連のナラティブが進む可能性もあり、没入感が高いです。
併催の「Year of the Horse」(2月13日~3月2日)は、RoadhogのCatch-a-mariモードに旧正月要素を追加。敵を倒してLunar Pachiを集め、コスメティックを獲得できます。
コミュニケーションシステムの大幅強化
長年の要望に応え、Comms/Pingシステムが大幅に進化しました。
- 「Praise」機能追加:Comms Wheelにデフォルト配置。チームキルや神業ショット時にヒーロー独自の称賛ボイスラインが再生。
- 新コンテキストボイスライン:セットアップフェーズの位置提案、回復リクエストの詳細化、ペイロードプッシュ警告、不可視ヒーロー検知、Jetpack Catピックアップ要請、「On My Way」にETA表示など。
- 操作性向上:Comms Wheelの遅延調整可能、マウス移動でキャンセル。
これにより、非ボイスチャットのプレイヤーでも情報共有が格段に向上。特にPraise機能はポジティブなチーム雰囲気を醸成し、トキシック性を軽減する効果が期待されます。
UI刷新と一般更新:プレイヤー体験の向上
UIが大幅リニューアルされ、フレンドやお気に入りヒーローに焦点を当てたデザインに。ソーシャルパネル追加、Notification Hubで報酬やニュースを一元管理。Lootboxにシーズン15-20のコスメティック追加、プレイヤータイトルにレア度導入。
オプション面ではFOV調整(コンソール)、ロビーBGM音量調整、コントローラー設定の細分化が追加。Advanced Info Panelに新ヒーローと新キーワード(Aura、Break、Displaceなど)を追加し、初心者から上級者まで理解しやすくなりました。
コアゲームではClashモードをQuick Playから削除(Stadiumでは継続)。GibraltarマップにVendettaの攻撃ナラティブを反映したレイアウト変更(橋破壊、新入口など)、RialtoとColosseoにTalon要素追加。
競技プレイの大刷新:ランクリセットと報酬変更
全プレイヤーのランクがUnrankedにリセットされ、ロールごとに10回の配置試合が必要に。ヒーロースキルレーティングもソフトリセット。
報酬はCrimson Wolfウェポンバリアント、Doomfistスキンなど。Top 500 Challengerは要件緩和(勝利数250に減少)、スコア計算変更で上位ランク有利に。
このリセットは、シーズン開始時の公平性を高め、新ヒーロー導入後のメタ変動に対応するものです。競技志向プレイヤーは早めの配置試合消化をおすすめします。
ロールパッシブ廃止とサブロール導入:ゲームデザインの大きな転換
ロールパッシブが完全に廃止され、代わりにサブロールが導入されました。
- タンク:Initiator(空中回復)、Bruiser(クリティカル耐性)、Stalwart(ノックバック耐性)
- ダメージ:Specialist(キル時リロード速度)、Recon(低HP時露呈)、Flanker(ヘルスパック追加回復)、Sharpshooter(クリティカルでアビリティCD短縮)
- サポート:Tactician(超過アルティメットチャージ保持)、Medic(味方回復時自己回復)、Survivor(移動アビリティ後リジェネ)
これにより、ヒーロー個別の特性が強調され、ロール内の多様性が増します。従来のロールパッシブ依存の立ち回りが通用しなくなり、サブロールを意識したチーム構成が重要に。
その他のヒーロー調整とメタへの影響
パッチでは旧ヒーローにも多数の変更がありました。例として:
- D.Va:ベースHP減少、Ignition Burstリデザイン(Stadium)
- Mauga:キネティックアモ即時生成
- Sombra:Opportunistの露呈条件変更
- Mercy:Sympathetic Recovery廃止
全体的にタンクの耐久低下、ダメージの機動性強化、サポートのユーティリティ向上が見られます。メタはFlankerダメージ(Anran、Vendetta)とSurvivorサポート(Mizuki)の台頭が予想され、Dive構成が復権する可能性が高いです。
Stadiumモードの進化:カスタム性と競技性の向上
Stadium(旧Overwatch 2の変種モード)ではHero Builder追加、新マップSerenza、新/リワークヒーロー(Vendetta、Ashe)、アイテム調整が多数。競技ではパワースロット変更など。
Stadiumは実験的なモードとして進化を続け、カジュアルから競技まで幅広いプレイヤーを引きつけています。
過去の主なアップデート振り返り:2025年のSeason 17から現在へ
2025年のSeason 17「Powered Up」では、Sigma/Zenyatta/JunkratのStadium追加、マップ投票システム導入、ミシックアイテム同時配信などが行われました。ミッドシーズンではフラッシュポイントマップリワーク、新サポートヒーロー登場が話題に。
その流れを受け、2026年のシーズン1は「リセットと刷新」をテーマに、新ヒーローラッシュとナラティブイベントで再加速しています。
プレイヤーへのアドバイス:このアプデを最大限活用するために
- 新ヒーローを積極的に練習:特にAnranとMizukiは即戦力。
- Conquestイベントに参加:毎週派閥選択で報酬を最大化。
- Praiseを活用:チームのモチベーション維持に。
- 競技は配置試合後本格化:サブロールを理解して構成を。
- マップ変更に注意:Gibraltarの新ルートを把握。
まとめ:OW2はまだまだ進化中
2026年2月のアップデートは、OW2の歴史の中でも特に大胆な変更です。新ヒーローの安定化、コミュニケーション強化、イベントの没入感向上により、プレイヤー体験が大幅に向上しました。今後もBlizzardのロードマップに注目しつつ、皆で新しいメタを楽しんでください。

