コードヴェイン2と前作の「つながり」徹底解剖! 続編なのにストーリーが独立している理由と魅力

2026年1月30日に発売された『CODE VEIN II』(以下、コードヴェイン2)は、前作『CODE VEIN』(2019年発売)のファンにとって待望の続編だ。アニメ調のビジュアルと高難度アクションが特徴のドラマティック探索アクションRPGシリーズの最新作として、大きな注目を集めている。しかし、プレイヤーの間で最も多く議論されているのが「前作とのつながり」である。公式発表や開発者インタビューを見ると、コードヴェイン2はストーリー面で前作とほとんど繋がっていない。これは意図的な設計であり、シリーズファンにとっては驚きでもある。この記事では、コードヴェイン2と前作の「つながり」の実態を、公式情報やインタビュー、レビューをもとに徹底的に解説する。なぜ続編なのに独立した物語なのか、その背景と価値を探っていく。

コードヴェイン2と前作の「つながり」徹底解剖! 続編なのにストーリーが独立している理由と魅力
コードヴェイン2と前作の「つながり」徹底解剖! 続編なのにストーリーが独立している理由と魅力

コードヴェイン2の基本情報と発売背景

コードヴェイン2は、バンダイナムコエンターテインメントが開発・発売した作品で、対応プラットフォームはPlayStation 5、Xbox Series X|S、PC(Steam)。発売日は2026年1月30日(一部地域で29日)で、発表は2025年6月のSummer Game Festで行われた。発表トレーラーでは「Bound By Blood, Revenants gather once more」というキャッチコピーが印象的で、前作の吸血鬼(レヴナント)テーマを引き継ぐ雰囲気が漂っていた。

前作から約7年ぶりの新作となるため、ファンは当然ながらストーリーの継続を期待した。しかし、公式サイトやトレーラーを見ると、新たな世界観が強調されており、前作の直接的な後日譚ではないことが早い段階で明らかになった。プロデューサーの飯塚啓太氏やディレクターの吉村広氏は、複数のインタビューで「前作の世界観をベースにしつつ、新たに構築した」と繰り返し説明している。

前作『CODE VEIN』の簡単な振り返り(ネタバレなし)

前作『CODE VEIN』は、終末世界で血を求めるレヴナントたちが織りなすドラマを描いた作品だ。マルチエンディング採用で、プレイヤーの選択によって結末が大きく変わる点が特徴だった。パートナーシステムやブラッドコードの継承、深いキャラクター関係性が評価され、ソウルライクゲームのひとつとして人気を博した。

このマルチエンディングが、続編制作の大きな制約となった。もし前作の正史を一つに固定してしまうと、特定のエンディングを選んだプレイヤーの体験と矛盾が生じる可能性がある。こうした背景が、コードヴェイン2の「つながり」の薄さに直結している。

開発者が語る「つながりがない」理由

ファミ通や電撃オンライン、PlayStation Blogなどのインタビューで、開発陣は明確に「ストーリーの直接的なつながりは持たせていない」と述べている。吉村広氏の言葉を借りると、「前作とのつながりを強く持ってしまうと、前作を遊んだ方の体験と齟齬が出る可能性があるため、あえて新たに世界観を構築した」。

さらに、コードヴェイン2の大きな新要素である「時間旅行」や「歴史改変」が鍵だ。これらのメカニクスは、過去と現在を行き来し、物語を根本から変える体験を提供する。前作の世界観をそのまま引き継ぐと、この新システムが制限されてしまう。飯塚プロデューサーは「歴史改変を軸に据えるために、前作とのつながりを最小限に抑えた」と説明している。

公式サイトの特集記事でも、「今作の舞台は前作の世界観をベースとしつつ、新たに構築された世界」と明記されており、完全にパラレルワールド的な位置づけだ。レヴナントや終末世界のモチーフは共有されるが、赤い霧(Gaol of the Mists)や前作の具体的な出来事は登場しない。

共有される要素と微妙な「つながり」

完全に無関係というわけではない。コードヴェイン2は「シリーズ作品」として、前作の雰囲気を強く継承している。レヴナントの設定、血を巡る戦い、アニメ調のキャラクターデザイン、パートナーとの共闘システムなどは共通だ。新要素として「吸血鬼ハンターと吸血鬼のバディ」が登場するが、これは前作のパートナーシステムの進化形と言える。

ブラッドコードやフォーム(Formae)と呼ばれる新システムも、前作の血骸コードを思わせる。戦闘の爽快感や高難度ボス戦の緊張感も健在で、シリーズファンならすぐに馴染める設計だ。こうしたゲームプレイ面の「つながり」が、続編としての価値を支えている。一方で、ストーリーキャラクターの登場や前作イベントの言及はほとんどなく、イースターエッグレベルの参照すらない模様だ。

ファンコミュニティの反応と議論

発売後、RedditやX(旧Twitter)では「コードヴェイン2と前作がつながっていないことについて」が活発に議論されている。一部のファンは「続編なのに別物みたいで残念」と失望を表明。一方、「前作を知らなくても楽しめる」「新鮮な物語が良かった」と肯定的な声も多い。

特に、日本語コミュニティでは「パラレルワールドだからこそ自由に遊べる」という意見が目立つ。前作のマルチエンディングを尊重した結果として、独立したストーリーを評価する声が強い。海外フォーラムでも「アサシンクリードシリーズのように繋がりが薄い続編は珍しくない」との比較が見られる。

コードヴェイン2の新ストーリーと魅力

コードヴェイン2の物語は、滅びに抗うレヴナントたちが時間軸を操りながら戦う壮大なものだ。主人公は吸血鬼ハンターとして目覚め、吸血鬼のバディと共に世界の謎を解く。トレーラーからわかるように、時間改変による分岐やドラマチックな展開が売りで、前作以上の感情移入を促す設計になっている。

レビューサイトでは「バディとの“共に戦っている感覚”が素晴らしい」(Gamer.ne.jp)や「ストーリーとキャラクターが良いだけに戦闘の難度が惜しい」(YouTubeレビュー)といった評価が並ぶ。Metacriticスコアは80前後で、前作を上回る安定した出来栄えだ。

新要素の「Formae」は、戦闘中に形態を変えるシステムで、戦略性を高めている。パートナーAIの改善やキャラクタークリエイションの自由度も進化し、前作ファンには嬉しいポイントが多い。

ゲームプレイの進化と課題

前作からの大きな変更点として、探索エリアの広大化と時間旅行メカニクスが挙げられる。過去と現在を切り替えながら進むダンジョンは、新鮮味を与えている。一方で、発売直後のレビューでは「戦闘がキツい」「敵の攻撃が気持ちいいほど強い」との指摘も。バンダイナムコは2月下旬から3月にかけてパフォーマンス改善とQoLアップデートを予定しており、ロードマップを公開済みだ。

これらのアップデートで、フレームレート安定や難度調整が期待される。発売からわずか数日でこうした対応を発表した点は、開発陣の真剣さが伝わる。

なぜ「つながり」を薄くしたのか? シリーズの未来を考える

コードヴェイン2の設計は、シリーズの長期化を意識したものだ。前作の体験を大切にしつつ、新規プレイヤーを取り込むための戦略と言える。もし強いつながりを持たせてしまうと、前作未プレイ者が置いてけぼりになるリスクがある。実際、コードヴェイン2は「前作を知らなくても問題ない」と公式に明言されており、入り口作品としての役割を果たしている。

このアプローチは、近年増えているリブート寄りの続編(例: God of Warシリーズの北欧移行)と似ている。テーマを継承しつつ、世界をリセットすることで、新たな創造性を発揮できるのだ。

結論:独立した作品として楽しむべきコードヴェイン2

コードヴェイン2と前作の「つながり」は、ストーリー面ではほぼゼロに近い。しかし、ゲームデザインや世界観のエッセンスはしっかり受け継がれている。これにより、前作ファンは懐かしさを感じつつ、新規プレイヤーは純粋に楽しめるバランスが取れている。

もしあなたが前作のファンなら、つながりの薄さを「別物の新作」として受け入れるのがおすすめだ。時間旅行という革新的な要素と、バディとのドラマが織りなす物語は、シリーズの新境地を開いている。発売直後の今こそ、プレイして自身の目で確かめてほしい。

コードヴェイン2は、続編の形を超えた挑戦作だ。「つながり」がないからこそ生まれた自由度と深みが、この作品の最大の魅力と言えるだろう。

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